■セイロンティーの特徴や効能、正しい淹れ方について。その1

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セイロンティーの種類

1972年に英連邦内自治領セイロンから独立、改名したスリランカは、面積65.610 km2 (北海道の約0.8倍)の島国です。しかし、このうちの実に20万ヘクタール (2 000 km2)を茶畑が占めています。一方、スリランカの約50倍の面積を持つインドの茶畑の面積は56万ヘクタール(5600㎞2)にすぎません。有名な話かもしれませんが、お茶の栽培に適した土地は、高地です。その次に良いとされるのが中高原で、平野部はあまり適しないとされています。こうした理由から、茶葉の価格は栽培・収穫された地域によって変化します。

産地別の紅茶選び

近年、セイロンティーは、ヌワラエリヤ、ウダプセラワ、ディンブラ、ウバ、キャンディ、ルフナ、サバラガムワの7大産地に分類されています。産地により収穫される茶葉の風味や香りは異なりますが、一般の消費者の中では、その違いを感じ取ることのできるのはごく少数かも知れません。一般的にセイロンティーはどれも、バランスが取れていて、これといった目立つ特徴はなく、一貫して良質だと言うことができます。しかし、もし理想に近い最高の紅茶を楽しみたいなら、「セイロンティーのエリート」と呼ばれるヌワラエリヤまたはディンブラをお勧めします。栽培規模が最も大きなサバラガムワでは、クラシックな味わいの定番紅茶が収穫されています。

種類別の紅茶選び

スリランカでは、茶葉の種類と加工方法による世界共通の分類法が採用されています。パッケージに「Orange Pekoe」、「OP」または「Orange Peko」と書かれているものは、中くらいの大きさのホールリーフの茶葉です。数ある種類の中でもリーフを丸ごと使ったものが高く評価され、特にティップ(開き切っていない新芽)を多く含む茶葉がエリート中のエリートとされます。

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